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「ったく、人が考え事をしてる時はそっとしておくもんだぜ」
そう言いながら俺は腰を上げて足元の刀を拾う。
「っつっても、言葉が通じそうに無いな・・・」
ギギギギと不敵な笑みを浮かべてわらわらと出てきたのは人間ではなかった。
「集団で仲良くお散歩かい?それとも何かお宝でも見つけたのかな?」
緑色で小さく、二足歩行するその姿はRPGのゲームではよく見かけるゴブリンのような姿である。
「俺の考え事を邪魔する代償は大きいぜ・・・?」
そう言いながら刀を構える、その時だった。
「誰か居るのですか!?でしたら助けてください!!ゴブリンに捕まってしまって!!」
向こうから女性の声が聞こえる、遠くを見るとなにやら檻みたいなのがあり中にはやはり女性が居た。
「なるほど、お宝見つけて帰宅中か、しかしだ、悪いがそのお宝は置いて行ってもらうぞ。」
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