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俺は刀を構えて考える
「数はみたところ5匹、全員持ってるのは棍棒か、中に居る女性を人質に取る知能は無さそうだが、もし何かあると面倒だな・・・」
そこで俺はある結論に出た。
俺は右足で地面を踏み大きく跳躍する、そして先程振り払ったゴブリンの目の前まで飛び込み刀を振りかかる。
振り払われたゴブリンは飛ばされたときに打ち所が悪かったのかフラフラとしていた。
そして次の瞬間、刀が首元めがけて飛んできた。
音は無く、首の皮膚が剥がれていき、そしてシューっと音を立てながら少し黒色の混じった赤い血が吹き出てくる。
刀に付いた血をブンと一振りして払い落とすと
「確かゴブリンは仲間を殺されたら殺した相手を狙う習慣があるんだよな」
と首を切られ絶命したゴブリンを見つめて呟く。
するとゴブリンは「がああぁ!!」と声を上げる。
想ったとおりと俺はニヤけながら
「さぁ、同胞を殺されて悔しいだろ?復讐したかったらここまで来るんだ。」
と刀を肩に乗せ、鬼手でクイクイっと誘うような挑発行為をする。
流石にこの行動がどういったものか分かったのか声を上げながらこちらへ向かってくる。
そして刀の刀身に鬼手を当てて不敵な笑みを浮かべた
「よしよし、いい子だ、そのままこっちまで来るんだ」
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