1章 遊び
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ある暑い夏の日。 「なぁ。来榎。」 「何?」 「俺…お前のこと好きなんだ…」 「……本気で言ってん?」 「当たり前だ。俺と付き合って。」 「うん…」 僕は毎回本気で好きじゃない人に告られても付き合っていた。 …遊びだからでいいや。 なんて思っていた。 僕が付き合っていた人にこっぴどく裏切られ続けていてそれが招いた結果だった。 だから、本気で人を信じて付き合う事が出来なかった。
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