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今日もいつもと変わらない、平和で幸せな生活を送れる、そう思っていました。
あの人に出会わなければ、きっとこれからも今まで通りの生活を送れるはずでした。
あのとき、優等生ぶって図書室なんて行かなきゃよかったのにね。
【崩された高校生活】
「きゃー!先輩、こっち向いて!!」
「今笑った!!やばい萌えるー!!!」
「蓮くん!!蓮くーん!!!」
朝から女の子たちの黄色い叫び声が校庭中に響き渡る。
もちろんあたしのクラスの女の子たちも、窓から身を乗り出して叫んでます。
「さゆ、蓮先輩ってさ、そんなにかっこいいと思う?」
「んー…まあ…うん………」
「何その反応…」
「顔が思い出せなくて」
「あほか!!」
だって興味ないんだもの!!
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