プロローグ

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………。 目覚めた少女の目に初めに移ったのは、見知らぬ天井。 電気も飾りもない、何もない天井。 自分は眠っていたのか、気絶していたのかは分からない。しかし、ここに来た記憶はない。 ゆっくりと体を起こしてみる。 周りを見渡すと少女の瞳には殺風景な部屋が写った。 椅子も机も何もない。 壁はぼろぼろで真っ黒。 元は白い壁なのだろうが光が無い為、少女には黒く見えてしまう。
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