鉛色の空

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――      小さい頃から雨は嫌いじゃなかった       なんと言うか、空の色とかが好きだ。       ちなみに今日は朝から大雨     ニュースでは台風が近付いてるとか言ってた       「あーもう最悪!雨降りすぎ!」     教室の隅で、どうやら傘も持たずに学校まで来たらしい女子が騒いでる     「おっはよー蒼夜!」     そして俺に話し掛けるのは幼なじみ、そして親友でもある星村 翔(ホシムラ カケル)     ちなみに俺は茂月 蒼夜(モヅキ ソウヤ)     「おはよう、翔…にしても、よく許して貰えたよな。」     「だよなぁー!いくら俺らのクラスだけが文化祭の準備遅れてるからって…」     休日にまで学校を借りて準備を出来るとは…     しかも今日は部活動が無い       だから、このクラス…珪塔三高校、一年四組の全員がこのクラスに集まっている。      
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