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ぱらぱらと参拝客が増えてきた。
それと同時にお守りなどが売れ出した。
「コレとあの矢ちょうだい。」
「合計で1500円です。
丁度ですね。ありがとうございました。」
私が接客をしている時
あの男の子がチラッと見えた。
まだいたんだ。あれから2時間は経ってるのに。
もしかして………
幽霊??????
ヤバいよ。私霊感とか今までなかったのにっ。
私見てるしマジでヤバいし!
でも座敷わらしだったらいい幽霊だよね。ん?妖怪だっけ?
それよりみんな見えてるのか確かめるべきだよね。
私は思い切って隣の先輩巫女に聞いてみた。
「あの~さっきからあの男の子いません?」
「あぁあの子は斉藤健太くんよ。近所に住んでるからよく遊びに来るの。
でも今日はやけにこっちばかり見てるわね。」
「そうなんですか。」
私は内心ホッとした。
幽霊じゃなくてよかったー。
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