0-1章 リバル=ブリュード

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軍。通称、世界軍。 人間が魔族に抗うために作られた組織である。 軍にはそれぞれ、4つの役職がある。 一つ目は戦闘。 主に魔族との戦闘を行う。他にも、モンスターの討伐などが挙げられる。 二つ目は依頼。 民間人からの依頼を中心にこなす。たまに戦闘が入ることも。 三つ目は護衛。 超危険地域に行く人や、貴族などを護衛することが多く、これが主な資金の収入源となっている。 四つ目は統率。 国をまとめ、運営などをしている。そういう所から、頭脳派が多いことからも知られている。 そして、その4つの役職にはそれぞれリーダー的存在がある。 戦闘長、依頼長、護衛長、統率長である。 それら4長を統べるのが総長であり、事実軍のトップとなっている 現在、軍に所属しているリバルとガイルは戦闘科に所属しており、ガイルはその戦闘長の下の階級である軍長をしている。 そして、軍が成り立った理由。 なぜ軍を構成するに至ったか。現に200年前に絶滅したはずだった魔族が再び地球に現れ、人間を襲いだしたからである。 襲いだしたのは10年前。 そして、少し遅れて軍が構成された…いや、正確に言うと再構築された。 10年前までは戦闘科抜きで構成されていたからである。 事実、相手は200年前とは比べ物にならないほど強力になっていた。 軍勢、魔術、体術。そのどれをとっても一流で、元世界軍には手が負えなくなっていたのである。
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