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オレ達は、今日結婚する。
街の小さな教会で。
佐和子さんは、オレにれんげと同じ生地で、ドレスみたいな裾にフレアーがあるモーニングを作ってくれた。
そればかりか、親父とオフクロにまで、2人お揃いのモーニングとイブニングドレスを作った。
自分は真っ黒な、地味だけど上品なワンピースを着て控え室の扉を開けた。
佐和子「秋羅さん、れんげを見てやって。」
部屋の中には、あのドレスを着て、髪をアップにしてティアラを乗せ、白いバラのブーケを持ったれんげがいる。
佐和子「いいでしょ?」
秋羅「うん。」
れんげの前に行くと、れんげは、涙をこぼす。
れんげ「秋羅さん。。」
オレは、れんげを抱き締めキスをしようとする……
佐和子「STOP!続きはあとで!」
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