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ミリ「そ………そんな事」
顔が赤く染まる
龍「なんで顔赤いんだ?風邪か?」
龍一は告白されても好意に気づかないほどの鈍感なので女の子に好きと言われたら好きと返すが友達としか見ていないので、じゃあ付き合ってくれるのね?と言われた場合は、どこに?と返す程の鈍感だ自分がモテるという自覚は皆無である
ミリ「な…………なんでもないです。」
赤い顔を見せないように両手で隠しながら言う
龍「そうか? 無理すんなよ? ミリは俺の恩人なんだから何でも言ってくれて良いんだ」
ミリに向かって穏やかな笑顔を見せながら言う
ミリ「…………」
ボンッ!!
ミリの顔が三倍増しで赤くなりミリの顔が爆発する
龍「うわぁ!! ギルドマスタァー!! ミリが!! 爆発した!!」
龍一は慌てまくりミリを床に寝かせてマスターに叫ぶように言う
マスター「落ち着けバカが魔力が少し暴発しただけだ」
娘が爆発したのに落ち着いた様子のマスターが言う
龍「魔力!? なんだよそれ!! ミリ大丈夫か!!」
マスターの言っている事の意味が解らず叫び散らす
ミリ「うぅ~?」
龍「あ!! 起きた!!大丈夫か?」
ミリ意識を取り戻したのを見て顔を近づけて言う
ミリ「かかか神代さん!!」
ボウッ
今度は顔から火が立ち上るように発生する
龍「人体発火ぁ!!」
火を消そうとオロオロしながら火を消す道具を探すが見当たらない
マスター「お前が離れれば止まるって」
マスターが龍一に面倒臭そうに言う
龍「えっ? よくわからんが………………わかった」
バッ!!
ミリから飛びのくように離れてミリの様子をみる
ミリ「………………すいません神代さん見苦しい物を見せてしまって」
龍一が離れて十数秒後にはミリは立ち上がり龍一に謝罪していた
龍「うん」
顔が燃えたのに火傷一つ見当たらないミリの顔をみて呆然とする龍一
マスター(まだ気づかないか鈍感だな……………理由は分からないにしても原因ぐらい分かってもよさそうなのに………………ミリ苦労しそうだな)
龍一はミリが自分のせいで爆発したり発火したりした事に気づいていない事からマスターは龍一が鈍感だと確信する
龍「マスター? ミリは何故に無事なんですか?」
自分では答えが出せずマスターに助けを求める
マスター「あ~……………今から全て説明するから聞け」
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