54138人が本棚に入れています
本棚に追加
??「…………………」
タッタッタッ
ブンッ
早足で近づき突然に死んでもおかしくないぐらいの勢いで準備していたであろうバットを龍一の後頭部に振り下ろす
ゴガッ!!
龍「ッ!!」
後頭部に強い打撃を受けて叫び声も出ない程の激痛と共に視界が歪みだんだん暗くなる
ドサッ
後頭部をバットで殴られた龍一は一撃で意識を失い気絶して道路の真ん中にバッタリと倒れる
??「か…………神代を倒しました車をこちらに」
震えながら携帯電話で誰かに連絡する
そして一分足らずで車が到着して、ぐったりした龍一は車に担ぎ込まれた
車内
ギシッ
龍(さぁ~てと………………どうしようかなぁ~…………丈夫なロープだな切るのは無理………成り行きに任せるしかないか)
意識を取り戻し目隠しとガムテープが口に貼られて両手両足が縛られている事を確認して逃げる手段が無いと悟った龍一は成り行きに任せる事にする
やがて数時間に渡り動いていた車が停車して目隠しとガムテープを外されて光に目が慣れた龍一が見たのは
龍(森…………なんだここ? 樹海は距離的にありえねーし山? なんで?)
目の前に広がる光景は木々の生い茂る森
龍「クラァ!!何が目的だボケ!!」
とりあえず怒りを撒き散らしながら目的を探る事にした龍一
??「久しぶりだな神代龍一」
口に鼻に本来は眉毛のある部分にもピアスをしたスキンヘッドの男が現れる
龍「えぇ~っと……………誰だっけ? 海坊主とか? ………………ここは山だから山坊主か?」
ふざけている様子は無い本気で言っているのだろう記憶力は良い方の龍一が覚えていない様子なので印象の薄い人物らしい
ハゲ「お前!!俺様を忘れたのか神代!!お前に全身の骨を折られて半年も入院したんだぞ!!」
龍一の言葉にキレるスキンヘッドの男が、自分が龍一に何をされたか語る
龍「知らねぇな………半年も前じゃあ覚えてるわけねぇだろ!!」
どうやら昔の喧嘩相手らしい男に逆ギレする龍一
最初のコメントを投稿しよう!