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そんな暴力的なまでの、黒と白の美は百五十センチ足らずのその背丈にベストマッチしている。更に完璧としか言いようがない体型。
胸は大きすぎず、引き締まっていると思われる腹部は、我が校の制服をぶかぶかな状態にしている。
それがまた良い。
スカートの下から覗かれる足は細く、しかし、強さすら感じられる。それはもう、美脚を超え神脚へと昇華する。
さて、一番重要な部位を忘れていた。
顔。そう、顔だ。人間ってのはここまでいくのか。信じられない。
完全だ。完璧だ。究極だ。
小顔だが、目が、瞳が、でかい。のに、全く違和感が無い。いいや、違和感どころではない! その瞳は黒く、しかし、澄み渡っている。
長時間見続けたら吸い込まれそうだ。
そしてスッとした鼻。薄く、ほんのり紅い唇。
そのどれをとっても、美しい。
そしてそれらは、目、鼻、口は、分別されることを拒むような、そこはかとないレヴェルでの一体感を見せ、極限にまで達している。
確信を持って言えよう! 今、ここに断言できる。こいつは美の集合体だ! 全人類の美の結晶だ、と。
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