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俺の勢い? に圧倒されながらも、当初の目的を思い出した、と思われる彼女は口を開いた。
「つき合ってくれ!」
「断る!」
「ええ!?」
最速の返答。
口を開いた瞬間に言い出し、つき合ってくれ、のつきあのところではもう言い終わっていた。
まあ、驚くのも無理はなかろう。あれほどの超美少女が俺みたいなキモメンにふられるなど想定してなかっただろうからなあ。
ふははははは。
今の確実に教室に聞こえてたよ。
いじめられたらどうしよ。
なーんて考えてるとやっぱり納得いかなかったのだろう。
彼女が話しかけてきた。
「何故だ!」
……何故、か。
それを聞きますか。
それを聞いちまいやすか!
いいでしょう。教えてやりましょう。
私の! 人・生・を!
そして俺は語り出す。
「ふふん、実はですねー、俺は女性恐怖症なんですよ!」
「……」
ハハッ、沈黙だよ。沈黙。
なんか泣きそう。
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