亜樹

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2時間程の披露宴も無事に終わり、あたし達は次のパーティー会場へとタクシーに乗り込んだ。 「ねぇ、歩美の姿見た?」 前に乗っていた加奈がくるりとこちらを向いて言った。 「ううん。いなかったね」 タクシーの中から見る歪んだ街のネオンが、和明も歩美も優里も思い出させた。                              
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