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濃いピンクのドレスを着た優里の笑顔がチクチクと胸を刺す。
もう昔の3人には戻れないのかもしれない。
あたしはあんた達とは違うと考えたのが、悪かったのだろうか。
だけどあの頃は、自分は一流企業に勤め、商社マンの和明を隣にして笑っているあたしが、唯一のプライドだった。
このまま、いずれは結婚して、あたしは幸せになるの。と見せつけたかったのだ。
歩美にも優里にも無いものをあたしは持っているんだと‥‥‥。
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