亜樹

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時計を見ると11時を過ぎていた。 3次会へと移動する人達と、帰る人達の波がゴウゴウとうねりをあげているようだった。 あたしは無意識にケータイのディスプレイに和明を表示させていた。 あのうねりの中から雄也が笑顔でこっちに向かって来るのがわかる。                             
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