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『病院行くかな…。』
「えッ!?どこか悪いの?」
麻美は青ざめた。
『なんか…今日左胸が変なの。』
「左胸?」
優花はコクリと頷き、麻美に今日のことを話した。
「麻美に説明されてるとき祐輝の笑顔見たら左胸がドキッて変な感覚が起きたの。
それからも祐輝と喋ったらずっと左胸がドキドキして、隣に居られるだけでドキドキするようにもなったし…。
顔も熱くなるし…。
どこが悪いと思う?肺?心臓?…癌とかだったらどうしよう…麻美…。」
『優花…。』
麻美はそう言うと下を向き沈黙が続いた。
…ー麻美は震えてた。
『あ、麻美…?』
クスクスー…
麻美はゆっくりと顔を上げた。
顔はニヤついてた。
そして口を開いた。
「優花ーー…。
病気なんかじゃないから安心して。」
『…え…?
なんでわかるの?』
優花はニヤつく麻美に訪ねた。
「それはね…簡単だよ。
優花の言う変な感覚はーー…フフフフ…。」
麻美は微笑みだした。
『麻美ちゃんと言ってよ』
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