-始業式-

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「あのーー…が長山佑[ナガヤマタスク]でね、~~」 『長山佑ね…長山、長山ーー…』 「あれは岡山太郎 [オカヤマタロウ]。ーーー…なんだってー。」 『岡山太郎…岡山、岡山ーー…』 覚えるの大変~ッ。 やっぱり一気に覚えるのは無理かなあ…。 麻美はずっと説明をしてる。 優花がちゃんと聞いてないとまだ気づいてない。 ーーーーー… 「あの人は、佐々木春馬[ササキハルマ]。 …って同クラだったから紹介しなくていいでしょ?」 『春馬?また同クラかあ~。』 春馬はサッカー部で福井雅樹には負けるがイケメン。 中学に入ってからずっと同クラで仲の良いほうだと思う。 まさか3年目も同じになるとは思わなかった。 「3年間同クラとか運命 だったりしてねえ。」 『何言ってんの!バカ!』 「やだ~そんな怒らないでよ~。 あ、次の人で最後だよ!」 麻美はいつになったら恋の話から離れるのか…。 優花は変に不安がつのった。 「あの笑ってる175㎝ぐらいイケメン!あの人は皆川祐輝[ミナガワユウキ]。 この人も運動神経抜群でサッカー部活躍中。 男女構わず面白いこと言って笑かしてくれる良い人だよ。」 「皆川祐輝ね…皆川、皆川ーー…」 顔を見てみた。 笑ってた。 ハハッ!ーー… 笑顔を見た瞬間… ドキッ… …えっ? 今…左胸がドキッとした。 感じたことがない感覚が一瞬感じた…。 なんなんだろ…?
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