プロローグ

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「むかし、むかし。 まだ、あなた達が生まれる、 ずーっとむかし。 これからの話は、 おとぎ話でも、 何でもない話。 信じるか、 信じないかは、 あなた達次第…。 さて、はじめましょうか。」 と、私たちのママのママ、 つまり、 おばあちゃんが、 遠く、空の彼方を 見つめながら、 話し始めた。 私たちは、 そのころは、 まだ小さくて (だって、3才と、 5才だもの。)、 意味はわからなかったけれど、でも、とても、 印象に残っていて、 今でも、思い出せる。 だから、私は、 ここに思い出と一緒に 書き留めておこうと 思ったの。 おばあちゃんの 言うとおり、 現実では考えられない お話だから、 この話は、 信じても、 信じなくってもいいの・・・。 ただ、 おばあちゃんとの 思い出を文字として 書き残しておきたかった だけだから。 これから書くことの他にも、 まだまだ おばあちゃんの話は あるんだけど、 とりあえづ、 1つづつ書いていく ことにするわ。
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