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~純Side~
純は海斗とは違い光に包まれて意識を失わなかった。………が。
純『ここは………四次元空間とでもいうのか?それとも無重力なのか………』
純は不思議な空間に飛ばされてしまったらしい。
視界はあるのだが何が見えてるのかわからず、どこでも立ち、制止できる状態だった。
純『こんなところに飛ばされたのか………助けが来ないと出られなさそうだな。』
?『えぇ。そうですよ?理解するとは素晴らしいですね。』
突然どこからか声が聞こえた。
純『誰だ?』
白影『この空間の支配者であり偽幻想の魔王が一人、【祖龍】白影です。』
そう言って現れたのは腰ほどまである銀髪に眼帯をした片角の男だった。
純『偽幻想の………俺が目指してるのはファンタジアなんだがね。』
白影『いえ、残念ですが貴女には偽幻想に来ていただきますよ。………と、言うより抜け道は偽幻想に繋がっているのでね。』
純『そうか………なら連れて行ってくれ。』
白影『勿論。そのために来ましたし。』
純『なにを企んでるのか知らないがこの状況なら楽に偽幻想側の意見を聞けるな。』
白影『ほう。ファンタジアは信用出来ないと?』
純『見た感じあんたは人間じゃないようだからな。人間VSっていう状況だからって人間が正しいとは言い切れ無いだろ。』
白影『………驚きました。貴女が来て正解なようですね。………ではどうぞ………【光ヘノ道】』
そう白影が言った瞬間二人は光に包まれた。
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‡アヤキ‡さん。
ありがとうございます!
《魔王白影》
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