第1話 覚醒

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「ま、ここで考えても意味が無いか。情報無しっと」 その時、悠斗の脳内で何かが過ぎった。なにか悪いものがここに迫ってくる嫌なものだった。 「なんだ・・・・まあいいか」 その頃、とある格納庫で固定されていたあの機体のメインディスプレイに光が灯り始めた。 悠斗は自分家に帰っている時だった。いきなり強風と共に振動が襲って来た。 悠斗は顔を上げるとそこには巨人が3体いた。それは、ランスとマシンガンを持ち辺りを見回している。 「なんでここにARがいるんだ」 悠斗はただあの巨人、ARを見ていた。形からしても見たことが無いようだ。おまけに、住宅街は半壊状態で住民は近くのシェルターに非難している中、悠斗だけは非難せずに正体不明のARを見続ける。 正体不明のARは武器を構えるとさらに上空から5機の違うARが現れた。肩にはUNS軍のロゴが入っているから自衛軍のものだとわかる。アーチャータイプと呼ばれるこの機体は、世界でよく使われている機体である。 「そこの不明機、所属はどこだ!?」 一人のパイロットが拡声器で相手に言うが当の相手は応答をしてくることは無かった。寧ろ、相手はマシンガンを構えて威嚇射撃を始めた。 「目の前の不明機を敵と確認。各自迎撃行動をとれ」 スクリーンに映るレーダーは不明機の色から敵の色に変わり自衛軍は散開した。敵ARも散開し接近していく。 自衛軍の1機が敵に向けてアサルトライフルで射撃する。だが、敵は補助ブースターで巧に回避しジャンプした瞬間にランスでコックピットに刺した。アーチャータイプは動く事はなくランスを抜き取った後に爆発した。
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