プロローグ

3/4
前へ
/25ページ
次へ
男のいる部屋では緊張が走っていた。 「高度1000m切りました!」 「志乃は!?」 「依然意識不明です」 「すまない少年」 少年は、脳裏に声が聞こえた。少女の声だった。だが、辺りは自分だけだった。 (霊的なアレか?) 急に映像が流れ始めた。 少女がいた。椅子のようなものに座っている。顔は、見えるか見えないかの状態である。 (・・・・た・・・・れ・・・あな・・・・れ・・・) 少年に問い掛けているようだった。だが、少年はそんなこともしるはずが無かった。 (あ・な・た・・・だ・れ?うん?) 少年は、辺りが暗くなることに気付き上を見る。少年は、驚いた。自分の真上に機械が落ちてくる。少年は、動かないまま見ている。いや、動けなかった。 そして、人型兵器は少年のいるところへ落ちた。 少年は、深い闇のなかに落ちていった。 少年は、闇の中にいた。目の前には少女がいる。 「君は、誰・・・?」 「私は、志乃・・・あなたは?」 「俺は・・・・・」 少年は、そこで意識が途絶えた。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加