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男のいる部屋では緊張が走っていた。
「高度1000m切りました!」
「志乃は!?」
「依然意識不明です」
「すまない少年」
少年は、脳裏に声が聞こえた。少女の声だった。だが、辺りは自分だけだった。
(霊的なアレか?)
急に映像が流れ始めた。
少女がいた。椅子のようなものに座っている。顔は、見えるか見えないかの状態である。
(・・・・た・・・・れ・・・あな・・・・れ・・・)
少年に問い掛けているようだった。だが、少年はそんなこともしるはずが無かった。
(あ・な・た・・・だ・れ?うん?)
少年は、辺りが暗くなることに気付き上を見る。少年は、驚いた。自分の真上に機械が落ちてくる。少年は、動かないまま見ている。いや、動けなかった。
そして、人型兵器は少年のいるところへ落ちた。
少年は、深い闇のなかに落ちていった。
少年は、闇の中にいた。目の前には少女がいる。
「君は、誰・・・?」
「私は、志乃・・・あなたは?」
「俺は・・・・・」
少年は、そこで意識が途絶えた。
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