ACT.ONE

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  ひな「だぁからぁっ!なんで私がこんなわけのわからない世界にいなきゃいけないんですか!!」 (噛み付かんばかりの勢いで)   大和「なんで、って言われても、君がその命捨てようとしていたみたいだし、それなら僕らに預けてくれても良いと思ったから、ねぇ?」   有姫「仕方のないことよ。いい加減あきらめたら?条件をクリアしない限り、この世界からは抜け出せないわ。」 (呆れ)   大和「それが賢明だと思いますよ、ひなちゃん。ああ、そうそう。あとでびっくりするかもしれませんね。」   N『有姫が立ち上がると、大和もそれに倣って立ち上がり、言葉を残して二人揃ってどこかへ消えてしまった。』   ひな「もう…っ、なんなのよ。条件っていうのも教えてくれなかったし…。」   N『ぶつぶつ呟きながら、ひなも一人立ち上がって、大和たちがいなくなった方向へ歩いて行った。けれど、方向音痴を自覚していない彼女は歩いているうちにまったく違う場所に出てしまった。』   ひな「へ…?あ、れ。ここ…何処……?」   N『ようやく迷ったことに気づいた彼女は、すぐ近くにあった大きい岩に背を預け座り込んでしまった。』  
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