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「てゆーかさ、お前美術の時間は来いよな?」
ムカついたオレは西条の前の席の奴のイスにドカッと腰掛けた。
「…なんでよ?」
西条は不振そうにオレを睨みつけた。せっかくの美人が台無しだな…
「今隣の奴の顔をスケッチする授業やってんだよ。オレはあいにくいつもお休みする西条の隣だから、相手がいなくて今日はものすごい恐怖と戦ってたんだぜ?」
「は…?恐怖?」
おっしゃ、コイツ、乗ってきたな(笑)
「そうだよ。スキンヘッドを模写しなければならないかもしれないという恐怖さ」
ブッ!!
西条がふいた。
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