1:嵐の前の静けさ

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「あはは!!それって美術の先生のことでしょ?」 一年以上同じクラスしていて、初めて西条の笑った顔を見た。西条はいつもつっけんどんな顔で周りを近づけさせない雰囲気だったし… なんか珍しいもん見たなー。 「アイツ『オレをスケッチするか?宮下!』ってうるさかったんだ。まぁ断ったけどな」 「そうしたらスケッチする人いないじゃない」 西条はバカにしたように笑いながら脚を組んで言った。…ヤバい。パンツ見えそうじゃねーか 「スキンヘッドより西条をスケッチしたいんだよ。」
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