1:嵐の前の静けさ

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バカなオレは興奮のあまり口から出任せに言葉を発したため、自分で言ったことがわかってなかった。 西条はみるみる真っ赤になって目をつり上げた。やべ、怒ったに違いねー。 「は!?バ、バカじゃないのアンタ!!あああ頭打ったんじゃないの!?」 すいません、いろんな意味で頭打ちましたもんで… 「意味わかんない。もぉ~!トイレ行ってくる!!」 オレがごにょごにょ言うと、西条はどすどす歩きながら教室を出て行ってしまった。
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