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夏矢は親指を立て後方を見てみなと指す。振り向く真璃夜が見たのは…。
「ウチのクラスの人、みんな帰る道同じなんだね!?」
な!訳がない。しつこいようだが、二人が怪しい所に行かないようにクラスメイト全員監視していた…いや、監視というかストーカー級だ。
「そんな訳ないっしょ、俺の事を監視してんだよ」
「あのさ…私がおごるからどっか食べに行きませんか?」
瞬時に夏矢は頭の中で計算する。
(まずクラスメイトから逃げ切りその辺りで食事。次は二人でカラオケ、そして彼女が「今夜は帰りたくない」って言い出し、ラブホテル…?)
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