天災少女

12/49
前へ
/169ページ
次へ
ガッツポーズをしながら自分家に入ると、「おかえり」と言う言葉じゃなく飛び蹴りがきた。 「遅いぞ! クソガキャ~!! どこ歩いてたんだ!? 携帯も通じねーし」 「夏矢…遅くなる時は連絡ちょうだいって言ってるでしょ?」 彼等は“春咲 夏瀬”と“春咲 京子” 、父と母である。 二人は18才時に結婚した。歳は二人共35才である。 「いや、あのよ携帯ぶっ壊れたんだよ…」 「その辺の公衆電話で連絡入れろ! 母さん泣いてたんだからなッ! で…何してたんだ…………“真璃夜ちゃん”と」
/169ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2681人が本棚に入れています
本棚に追加