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親とのやり取りで疲れた夏矢は、足早に2階にある自分の部屋に向かう。
「なんか…今日はやけに疲れた一日だったな。しかしお隣りさんが転入生だったとわ……」
自分のベットにダイナミックなダイブをする。
下から京子の「ご飯は?」という声が聞こえるが、昼から食欲が無い。いわゆる恋の病。
「久しぶりだな……あんなに女の子を好きになったのは……」
夏矢の頭の中は、真璃夜の顔ばかりが浮かぶ。枕を目一杯抱きしめ唸るほど病は深刻なようだ。
真璃夜に早く会いたく、高校生とは思えないほど今日は寝るのが早かった。
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