プロローグ

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入って来たのは女の子だった。 緊張しているのか、俯きながら怯えた子猫のような歩き方をしている。 男子諸君の反応はと言うと?。 (か…か、激カワユス……) 眠たくてボ~ッとしていた夏矢も、おめ目が全開になる。 「それじゃ! 皆に自己紹介して」 「はっ…はい! はじ! めましてッ! わ、わ、わたっ、わた!」 「?」 クラス全員の視線が集中しているため、女の子は相当緊張しているようでかなり言葉を噛んでいた。 電池が切れかけたロボットのように。
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