vol.2 幸せって何ですか?

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信じらんないっ! 家族だってそんな事しないのにっ! もうやだ。 恥ずかし過ぎる。 み、見られたなんてっ! 『ねぇ、百花。』 「な、なんですか?他にも何かあるんですか?」 『うん。たいしたことじゃないんだけどね、お願いがあるんだ。』 ううぅ、なんか嫌な予感がする。 とはいえ、これ以上恥ずかしい事もないと思い、私は多紀に尋ねてみた。 てか、それよりもこの体勢を早くどうにかしたい。 「なんですか?」 『おっぱい、触らせて?』 ニッコリ ま、眩しいわ。 その爽やかな笑顔。 いや、違う! いま、さらっと爽やかに、この人とんでもないことをっ!! あまりの衝撃に返事を忘れている私に、多紀は再び尋ねてきた。 『ダメ?』 いや、ダメに決まってます。 貴方、お兄ちゃんでしょ? 「ダメです!」 そう私がハッキリ言うと、案外、あっさり諦めてくれて。 からかわれただけよね? 『残念。寝てる間に触っちゃえば良かったな。』 嫌だ!こんなお兄ちゃんは嫌だ。 なんて人なの。 天使みたいなふりして……悪魔だ……いや、おっぱい星人だったとは。 .
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