ヤッさん。

3/5
前へ
/260ページ
次へ
<ヤッさん>「せーちゃんが男と来るのなんて初めてだね~。 いや~、しかし、遂に男、見つけちまったか~。 イケメン君の彼氏だな。」 俺は“彼氏”という言葉に反応してしまい、啜っていた麺を吹き出して思いっきりむせてしまった。 <芹香>「ちょっと!裕也~、何やってんの!? 大丈夫!?」 芹香が俺の背中を擦ってくれて、ヤッさんはタオルを渡してくれた。 <芹香>「ごめんねぇ?せっかくのラーメンが…」 <ヤッさん>「そんな事気にしなくていいよ! それより火傷しなかったかい?」 <裕也>「ゴホッ…すいません…。」 カッコ悪、俺。 服を拭いてると、作り直したラーメンが出された。 <ヤッさん>「この分のおだいはいらないから、安心して食いな!」 <芹香>「もう良かったのにぃ…ヤッさん。 ごめんね、ありがと。」 <裕也>「すいません、ありがとうございます。」 芹香と俺はヤッのさんの気遣いに感謝して礼を言った。 芹香は先に食べ終えていてヤッさんと楽しく会話していた。
/260ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加