客人。

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<芹香>「違うよ!」 <裕也>「何が。」 <芹香>「ここに友達連れて来たりするんでしょ?」 <裕也>「たまにはね。」 勢いよくタバコの火を消した。 <芹香>「こまーる!それは絶対に困る…」 <裕也>「はぁ?」 <芹香>「この一人でまったりとした空間によ、若者が集い、ワイワイ、ガヤガヤと溜まり場になって…しまうわけ?」 <裕也>「溜まり場とか聞こえ悪いし!でも、騒がない可能性の方が低いね!」 自信ありげに、言い切った俺。 <芹香>「……」 芹香は何も言わずに洗面所で顔を洗い、寝室に入って行った。 昔から実家では当たり前の毎日で姉貴も嫌な顔なんてした事がなかったから、嫌がる理由が俺には理解出来なかった。 とりあえず俺はテレビをつけてボーッとした。
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