影の如く歩み、正義の夜討ちをしかける

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関慎「石唖は外に逃げ出したということは、もしかして林祐と小貴は待ち伏せにでもあったんじゃ!?」 鑑樹「くっ、確かめにいきたいが、もうこの先は炎に呑み込まれてしまっている…」 林祐と小貴のいる石唖の部屋へ続く広間はもはや火炎地獄となり、とても人間が通れるものではなかった。 鑑樹「まずいっ、天井が崩れてくるぞ」 関慎「えぇいっ、早く帰ってこい林祐!小貴!」 いてもたってもいられず、関慎が炎の扉の奥に向かって叫ぶ。 と、その時… 林祐「あちゃちゃちゃ~~」 小貴「ほら早くいけっ!俺まで丸焼きになるだろっ!」 炎の中から林祐と小貴が転げるように鑑樹達の足元に飛び出してきた。
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