2004.12.02 口腔清掃

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ごめんなさい ごめんなさい はみがきをサボって 本当にごめんなさい けれどお母さんは 聞き入れてくれませんでした ぼくのあたまをがっちり掴むと トイレへ引きずっていきました 目の前には便器 くさい匂いのぷんぷんする汚物が 流されないで残ってます 「これは、罰なのよ」 お母さんはそう言って手に力をこめて ぼくのあたまを 便器の中へ突っ込みました 「ぜんぶ飲み込みなさい。 臭いでしょう? 汚いでしょう? そうすれば、嫌でも歯磨きをサボろうなんて思わなくなるわ」 はじめはガマンしていましたが やがて息が苦しくなって 思わず口をあけてしまいました ごぼごぼと酸素が出ていく代わりに 臭くて汚い水や×××が 口の中に流れ込んできました 吐きそうで 気持ち悪くて 涙が出てきました お母さんは 便器にたまった×××を 全て飲み込むまで やめてくれませんでした その日以来 ぼくは歯を磨いても磨いても いくら口をゆすいでも あの日のあの感触が あの匂いが あの気持ち悪さが 消えることは ありませんでした  
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