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アメリカに人質として捕られてしまった爺さんを助けるために、我が輩と我が輩の父親が再び交渉テーブルに着く。
その結果、爺さんは技術指導者としてエリア51に残り、我が輩と父親は、人質としてテキサス州に軟禁される事になった。
本来なら、軍事力で地球人類を壊滅させても良いのだが、地球人類は、太陽系支配者の持ち物である為、下手な事は出来ない。
我が太陽系連邦軍の力を用いても、太陽系支配者には遠く及ばない。
我々グレイも、根絶やしには、なりたくないのだ。
かくして、アメリカは数機のUFOを所有したのだが、動力源となるエネルギーが精製出来ずに、しばし往生した。
UFOを飛ばすのに必要なエネルギーは、地球では入手出来ない事が分かり、また宇宙よりエネルギー源の鉱石を運んでも、地球の空気や引力が邪魔をして、上手く精製出来ないのだ。
しかし、地球で使う乗り物なので、地球で燃料精製出来なくては意味が無い。
燃料精製の方法を開発すると同時に、我々は『ステルス戦闘機』の技術提供をした。
レーダーに映らない戦闘機である。
それから、ここでは言えない物を開発するうちに、燃料精製が可能になった。
一通りの技術供与も終わり、我が一族は解放されるが、引き続き太陽系連邦軍の諜報部員として、地球残留が決まり、現在に至る。
これが、我々グレイが地球に居る経緯である。
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