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翌日、シュンはケンジの事務所に呼ばれていた。
サトルとユウスケもいる。
「やられちまったもんはしょーがねー。今お前が下手に動くと、話がややこしくなりそうだから、この話は俺に預けろ」
「でも…俺だってやられっぱなしじゃ…」
「うるせー!ちゃんと見つけてやるからお前は念のためこれでしばらく身をかわしとけ」
ケンジは金庫から札束を取り、シュンの前に置いた。
「俺は…俺は自分の目の前で女をむちゃくちゃにされてんすよ!俺だって一緒に…」
「だーかーら…とりあえず落ち着くためにもその金でゆっくりしてこいよ」
横からユウスケも口を挟む。
「ケンジ君の言うとおりだ、今のお前じゃ冷静な判断はできない。しばらく…」
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