迷走

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「あんたがやったのか…?」 シュンはうつむきながら静かに言った。 ケンジの額がピクリと動いた。 ユウスケがシュンにつかみかかる。 「てめぇ、ふざけたこと言うなよ?ケンジ君がそんなことやる訳ねーだろ」 シュンはユウスケを振り払った。 「うっせーよ!俺はユウスケと違ってケンジ君の事何も知らないし、もう今何を信じていいかわかんねーんだ!」 ユウスケはそれを聞いて黙る。 ケンジが静かに口を開いた。 「サトル、シュン連れて出ていけ」 サトルはうなずくとシュンの腕を持ち、事務所をあとにした。
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