一人の時間

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「じゃあそれでいいやぁ、30分で」 「はぁい、じゃあ会員証お願いしまぁす」 「はいよ~」 「あっ、シュン君ケータイ鳴ってますよ」 「あっ、ほんとだ。おっ、リオちゃんからだ」 「キャバ嬢っすかぁ?」 「まぁね~、あっもしもし~?おはよー、昨日マジごめんねー」 シュンが話してるあいだに店員がタオルと日焼けジェルを用意する。 「ほいほい、じゃあ渋谷ついたら電話してねぇ。じゃねー」 「いいっすね、キャバとか行けて。自分は時給が安すぎてキャバなんて行けないっすよー」 「いやいやたいした事ねーよ、もう入れる?」 「行けますよー、どうぞ~」
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