第1話 二人の季節 一冬一

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「顔に出てるから分かるわよ」 「むう・・・・・・」 優姫と加奈に笑われ、俺は恥ずかしくなった。 「ただいまー!」 玄関から音がして、少し高い声がする。 「優人だ」 加奈が玄関のを見る。 「あっ、佑輔お兄ちゃんだ!」 優人が俺を見つけるなり、抱き着いてくる。 「久しぶりだな、優人」 優人は二年でかなりでっかくなっていた。それもそうか。 「佑輔お兄ちゃん・・・・・・久しぶり!」 男なのに女みたいなヤツだな。
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