第1話 二人の季節 一冬一

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優姫を家まで送って行く道での事だった。 「どうかしたの?」 「・・・・・・もしも、どっちか俺たちが離ればなれになったら、どうする?」 「えっ・・・・・・」 優姫は突然の俺の言葉に、戸惑っていた。 「・・・・・・そんな事考えたくないです」 「・・・・・・・・・・・・」 「だって・・・・・・離れるなんて、考えられないから・・・・・・」 優姫は消え入りそうな声で言う。 俺は優姫がこんな事を、言うとは思ってなかったので、正直戸惑った。
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