第1話 二人の季節 一冬一
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翌日、俺と優姫は街の方へと、買い物に出掛けた。 「何か買ってほしいものはないのか?」 優姫に尋ねると、控えめに。 「・・・・・・本が欲しい・・・・・・かな」 本? そんなので良いのか? 「服とか、アクセサリーとか買ってやれるぞ」 「・・・・・・本が良いです」 そこまでして本が欲しいのか、分かったよ。 「どんな本が良いんだ?」 優姫に訊くと、なんだか難しい題名の本を言った。
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