第1話 二人の季節 一冬一

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彼女はまだ大学生。かたや俺は就職し、社会人だ。 学生の優姫に負担をかけたくはなかったが、優姫は。 「良いんです・・・・・・。私がそうしたいだけで・・・・・・」 と言って毎日のように、俺の住んでるボロアパートに飯を作りに来る。 「そろそろ時間じゃないのか?」 俺は卵焼きを食べながら、時計を指差す。 「あっ・・・・・・本当だ、すいません後片付けは、よろしくお願いします」 「ああ、心配するな。これくらいは一人で出来る」
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