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_バチン!!_
その音は乾いた空間に響いた。
眞真『いってぇ……』
アズ『わかってるよ!!!…あんただってあの女をまだ諦めきれないくせに、偉そうな事言わないでよ!!』
そう言うとアズはバタバタと長い廊下を走って行った。
陸『……』
眞真『……』
なんで、俺がひっぱたかれてんの?
事実を言ったまでなのに、なんであんなに怒ってんだよ…
確かに俺だって潤子を諦めるのにかなり時間はかかったけど…
あそこまで怒るなんて…
でも、俺は事実を言っただけなんだ…
そう。それだけ。
なのに、この罪悪感はなんだよ…。
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