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僕は寂しいよ…
卒業なんてしたくない。
卒業なんてなくなってしまえばいい。
いつまでも仲間と一緒にいたい。
「だけどさ、」
さっきまで黙ってた一磨が話し出した。僕は一磨に目を向けた。
「そんなこと言ったって、卒業を免れるわけぢゃないだろ?」
『そりゃそうだけど…』
一磨はいつだってそうだ。現実味のある言葉をぶつけてくる。
一磨は寂しくないのか……?
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