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「なーにしてんだよ」
「こんな所にいたんだ」
ぼーっと空を眺めていると、2つの声がした。
誰かだなんて見なくたってわかる。
『…一磨、拓巳』
この3年間、ずっと傍にいてくれた、俺の心友。
なのに一緒に卒業出来ないなんて寂しい。
ずっと一緒に卒業出来るって思っていたから…
「なんちゅー顔してんだよ」
『いてっ』
一磨は俺の隣に来るなり、頭を叩いてきた。
こんなことも、もうなくなるのかな…
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