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「どんな時でも諦めない次元なら、僕たちの分も頑張ってくれるはずだよ?だから僕たちが卒業だって知った時、泣かなかったんじゃない?」
そっか。
次元はいつだって諦めずに進んでいくような人だった。
寂しくても、それでも次元は僕たちに“おめでとう”って言ってくれたんだよね?
「寂しいのは僕たちの方だったのかもしれないね」
「うん、一生の別れじゃないですしね」
『次元はそれをわかっていたんだね』
「僕たちも次元のために、自分たちのためにも頑張らなきゃ」
聖斗の言葉に僕たちは強く頷いた。
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