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男は、苦笑い。
ちょっと、待て!!!
あの男に教えない……ってことは……俺が聞いても、教えてくれない……ってことか。
ふぅぅ……思わず出た 大きなため息。
『清原さーん』
受付のおばちゃんに呼ばれた。
お金を払い…………
美空さんを手招きする、おばちゃん。
美空さんが、俺の隣に立ち……受付のおばちゃんと話す。
『清原くんは、今日で終わり?』
《今日やったところは、終わり。……あとは、ちっちゃいのが何本かあるかな!?あとは……歯石》
『分かった』
《歯石……と言うか、煙草のヤニなんだけど……ねっ》
小声でつぶやき、チラッと俺を見る………悪戯な目で………
『清原くん、奥歯は終わったって……小さいのあるみたいだけど、どうする?』
おばちゃんに聞かれた。
「全部、治します」
『じゃあ、次の予約とりますね』
ここにこなきゃ、美空さんに会えないじゃん。
歯の治療より、美空さんに会いたい……ただそれだけ♪
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