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そして、思い出す……大地のときの嫌がらせの数々
足が………震える
それでも、唇を噛み締め…………ドアを開けて、外に出た
出た瞬間、大きく溜め息…吐く息さえも震えていた
陸にバレちゃうかな!?
陸に会う前に、1人で笑顔の練習………引きつってるかな!?大丈夫かな!?
何度か繰り返し………よし!!!大丈夫だろう
急いで陸の元へと向かった
「遅かった……なんかあった?」
遅かったじゃん……と言いかけて やめた陸
私、そんなひどい顔してるの!?
《何もないよ………トイレ、混んでた》
そう言ったのに……………
「隠しても無駄!!!…ってか、俺に隠し事すんの!?……そんな、頼りねぇ!?」
違う……そうじゃない……
私を見ていた陸は、一度視線を外し……私の後方の階段を見た
「あいつらに……なんか、された!?」
ドキッ………
「図星か……ちゃんと、話して」
その言葉に…………
《私って、体で繋ぎとめてるの?……すぐに飽きられるの?》
涙が溢れそうになるのを、必死に堪える
「……美空は……俺の体目当て?……すぐ飽きんの?」
慌てて首を振った
「じゃあ……分かるだろ!?……俺の気持ち♪………だいたい、何言われたか想像ついた………ありえね~、俺の気持ちの中に、美空以外……入る隙間なんてねーってのに」
再び、私の後方を睨み付け………私と目を合わせると……いきなり、キスをした
こんなに大勢の人がいるのに(汗)
そして、またまた後方を見て……ニヤッ……と笑った
たぶん、、、、、、後方に、あの二人がいたのだろう
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