8/11
前へ
/362ページ
次へ
何時間、待っただろう……夜の11時を回ったとき、アパートの前にタクシーが止まった 『ほら~、ちゃんと立って!!』 《いい!!!ここで寝る!!!》 『よくないって……もう!!!』 《陸なんか、陸なんか……バカ野郎ー!!!!!!顔も見たくない!!!》 えっ!?……下を覗いたら、、、、美空!?…と、明里さん!? 『クソガキなんか、もう忘れろ』 《クソガキ言うな!!!……》 『……はいはい……ほら、頑張って歩け!!!』 《ふぇ~ん(泣)……陸に………会いたい……》 『(苦笑)顔も見たくないのに……会いたいのね……素直じゃないんだから…………あっ……』 身を乗り出して見ていた俺は……明里さんと目があった 『答えは出たの!?』 「はい!!!!!!」 『じゃあ、そこで見てないで……手伝え!!!』 慌てて、階段を降りていった 『……後は、よろしく♪♪♪♪♪…あんたのせいで、こんなに飲んだんだからね……二度と泣かすなよ、クソガキ!!!』 捨て台詞を残し、明里さんは帰った………酔っぱらいの美空を俺に預け………… .
/362ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6553人が本棚に入れています
本棚に追加