6553人が本棚に入れています
本棚に追加
何時間、待っただろう……夜の11時を回ったとき、アパートの前にタクシーが止まった
『ほら~、ちゃんと立って!!』
《いい!!!ここで寝る!!!》
『よくないって……もう!!!』
《陸なんか、陸なんか……バカ野郎ー!!!!!!顔も見たくない!!!》
えっ!?……下を覗いたら、、、、美空!?…と、明里さん!?
『クソガキなんか、もう忘れろ』
《クソガキ言うな!!!……》
『……はいはい……ほら、頑張って歩け!!!』
《ふぇ~ん(泣)……陸に………会いたい……》
『(苦笑)顔も見たくないのに……会いたいのね……素直じゃないんだから…………あっ……』
身を乗り出して見ていた俺は……明里さんと目があった
『答えは出たの!?』
「はい!!!!!!」
『じゃあ、そこで見てないで……手伝え!!!』
慌てて、階段を降りていった
『……後は、よろしく♪♪♪♪♪…あんたのせいで、こんなに飲んだんだからね……二度と泣かすなよ、クソガキ!!!』
捨て台詞を残し、明里さんは帰った………酔っぱらいの美空を俺に預け…………
.
最初のコメントを投稿しよう!